人気ブログランキング | 話題のタグを見る

陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸

マノカルドは23日はサロンをお休みしておりました。
陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_18122243.jpg

以前よりFACEBOOKやBLOGにて御案内させていただいていた
陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸』が開催されました。
この日、23日はKBC『アサデス』で取り上げられた『世界に一つのMY土鍋』の
テレビ再放送もあり、当日は有田へお電話いただいた方々も昭代の方へご来店いただきました。






陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_18131754.jpg

テーブルではどの柄をどの部分にいれたいか、
お名前はどこにいれるか、
とオーダーメイドのMY土鍋作りがはじまっていました。
既製品にはない、『話し合い』そして出来上がっていく。
この行程もこころがほっとあたたかくなるものではないでしょうか・・・。






陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_152873.jpg

有田焼はとにかくたくさんのデザインがあります。
その中から気に入ったものに出会えるのもひとつの喜びでしょう。
そして、陶器市ならでは30%割引や半額の商品があったり、
幸運にも一級品が見本品につきすべて1000円だったりするのです。
この楽しみも経験できる陶器市。
家庭的な女性や素敵なご夫婦の
方々で愛あふれていました。










陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_15313464.jpg

器を選ぶ時、手にとり、すこし考えたり・・・。
その仕草を遠くから見守りながら、お声をかけるタイミングを待つ私たち。
『器』よく何に使ったらいいですか?と聞かれることがあります。
みなさん、愛する家族やお子さんに何を作って盛りつけようかなと考えてるんだなと
あたたかい気持ちになります。
私たちは『こういう感じでもいいし、私はこなん感じでもつかっている』と
お話が進みます。
会話がうまれます。食。
お料理は愛情をつたえる最高のツールだと思います。








陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_1538398.jpg

自分が持っていてこのデザインはよく使うなとか
この深さは使いやすいとか日常の生活での気づきが
会話の中で活かされているような気がします。
結局、すべて同じですね。
日々に生活の中にヒントがあり、日々やらないことは
特別にやろうとしてもできないことだと・・・。








陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_15402624.jpg

究極いえば、食品がのせれて、汁がもれなくて、何度も使えればいいものかもしれません。
しかしそれでは味気ないしあたたかさもない。
私が美容師見習いでお給料がほとんどない頃、
古いアパート暮らしで、決して生活は豊かではない見習い修行時代でした。
その時代に母はいいました。
『味気ないラーメンでも古伊万里の美しいどんぶりに入れて葱でもきって入れて、
食べるようにしなさい。きっとあたたかさがわかるからと』
私は数十年その言葉の意味大事にしています。
では何故、生活に美が必要なのでしょうか?
生活の中に美がある事によって、バランスやセンスが必ず磨かれてきます。
そして、その感覚を大事にしようとする気持ちがうまれてきます。
高級ブランド/高額だからいいという事とは違います。
見る美が養われていくということです。
そのようなことを感じたり、これはどうかな?と考えたりという
思う美がその先にはあるからです。












陶舗たかしま IN 邸宅レストラン手島邸_d0107243_15445776.jpg

たくさんもっていなくてもいい。
『これが好きだな〜』というものが生活に、テーブルにある事によって
日々使い続けていくことによって愛着やあたたかい気持ちがふえていけば
幸いです。
おもてなしするときも、パッとテーブルが明るくなり、
招いた友人達も笑顔になります。
そのような繋がりが器を通して両親から娘達に受け継がれた心かもしれません。
これからも、実家の生業である『器の仕事』を
楽しみながら、発見しながら協力して進めていきたいと思います。
また、イベントなどがあるときはFACEBOOKページギャラリー猿ヶ倉-陶舗たかしまやBLOGなどで
お知らせさせていただきます。
by manocaldo | 2011-11-24 15:50 | +器のこと

マノカルド日々のあれこれを綴るブログ


by manocaldo